『蛙に学ぶ』

「かえる」についてのさまざまな知見を得て、さらに「かえる」が人間文化とどのように関わっているのか、を調べています



ブンナよ、木からおりてこい


『ブンナよ、木からおりてこい』
著:水上勉

「ブンナよ、木からおりてこい」は、昭和47年3月に書き下ろして、新潮社の「少年文庫 第8巻」に入れた「蛙よ、木からおりてこい」を書きあらためたものである。
初版の時は、低学年の子には難しいと思われる漢字が入っていて、読みずらかったと思えたので、全体に読みやすくするために、手も入れ、書きくわえもして、漢字をいくらか少なくした。


木の上に登ってしまった蛙が見た食物連鎖の結末とは!


 

『ブンナよ、木からおりてこい』
原作:水上勉
脚色:小松幹生

自分が考えている一番のポイントは、木に登ったブンナが土にもぐって隠れていることを、小説では、すずめ、百舌、ねずみたちは最後までしらない。それを、戯曲では、すずめがそれをしっていることにした。そうすることによって、緊張感のあるドラマになる、ブンナはただのんびりと人の話を聞いて感慨にふけってばかりはいられない、上の連中は連中で、ブンナを犠牲にして自分が助かることができるかも知れないと考えると、死に直面した絶望が、のがれようとするあがきが、より鮮明になる。
(中略)
もう一つ、ガラスの箱にとらえられたブンナというのも、原作にはない。これは演出の篠崎光正氏の案であった。いきなり主人公を観客の前に提示する。そしてそのブンナの回想からはいる、そうすれば、判りやすく、そして劇の世界にはいっていくのに無理がない、なるほどそうだろうなと思い、最後の段階でガラスの箱の場面を前後と途中に付け加えた。そして脚本は出来上がったわけだ。


青年座の定番劇となっている「ブンナ」。
原作と戯曲を読み比べてみて、どっちが好みか判断するもの面白いかも。

ちなみにおいらは、「三蛙房」という出版社の出してるブンナを持っとるんよ。
ブンナよ、木からおりてこい_水上勉
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